市内の桜も葉桜が目立ち始めました。せめて先週の大雨と風がなければまだ残っていたかもしれないのに、と非常に惜しく思っています。先日は今年の京都の桜も見納め、ということで山の方へ足をのばしました。高雄の方はまだ大丈夫だろう、と楽観していたのですが高雄も散りかけ。けれど桜の代わりにミツバツツジが満開でした。例年よりも一週間ほど早いですね。
(高雄 西明寺 ミツバツツジ群生地)
紅葉が有名な高雄。それでも新緑に囲まれて咲く桜が好きで毎年訪れているのですが、この山の斜面を覆い尽くすツツジの花々もまた違った風情があります。今年は桜の散りどきに重なったこともあり、谷間の風に吹き上げられた桜の花びらが空へ。一番きれいな時間は夕陽がツツジを差す4時~5時くらいでしょうか。この西明寺のミツバツツジを見るために高雄を訪れる方もたくさんいらっしゃるかと思います。上の写真を撮っている私の横では望遠レンズを装着した三脚持ちのカメラマンの方々が数人ほど構図を見定めておられました。
とはいうものの。
やはり桜が見たかったので高雄を抜け北へ。北へ山一つ越えるごとに桜の開花が遅れるので北へ行けばなんとかなるはず。旧京北町を抜けて美山へ向かいました。
(京都南丹町 美山)
かやぶきの里で知られている美山。
地域全体がほぼ萱ぶきの家。地域内の茅葺きの家々は住民の方が住まわれており、私たちはいうならば家の軒先の写真を撮らせていただいているのですが、本当にきれいな里だと思います。地域内には民宿もあり、茅葺きの家に泊まることもできるようです。お土産物や駐車場などは地域からちょっと外れたところにあって、里の景色が悪くならないように配慮されています。最近は私のようなロードバイクで訪れる人が増えているのか、自転車専用置き場できたのが嬉しいですね。
(美山 茅葺きの家)
(高雄から京北に抜けるまで)
結局、美山まで行っても迫ってくるような満開の桜にはお目にかかれなかったのですが、良い気分転換になりました。今年は二条城内の桜並木が出来過ぎていたこともあり、あれ以上の桜を見つけるのは大変だろうなぁ、と思っておりました。もし来年の桜のころ、皆様の中に京都の桜を見に来られる方がいらっしゃったら、参考にしていただければと思います。他のところの写真も後日まとめて掲載いたします。
今日はこのあたりで。
失礼いたしました。
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