2010年7月27日火曜日

祇園祭から連休まで

ブログをご覧の皆さま、こんばんは。

 久しぶりのブログ更新になります。日本中、まさに灼熱の夏といった感じですが皆様いかがお過ごしでしょうか。京都は日中36℃を超えているようです。アホか、と一言太陽に言いたい。叫びたい。そんな商品企画室からお届けします。さて、祇園祭から連休までを話を端折りながら進めたいと思います。

 さて、10日ほど前の祇園祭。祇園祭前夜祭である宵々々山から凄まじい雨、雨、雨で浴衣を着ている人がかわいそうに思えてくるほどひどいものだったのですが、そんな雨も宵山の夕方からはあがり、例年通りの賑わいのうちに巡行を迎えることができたそうです。私が出歩けたのは雨凄まじい宵々山だったのですが、まぁ、こういう祇園祭もありです。たまになら。あくまでたまになら。来年は月明かりの下での祇園祭、期待します。

 続く連休。  日本海を自転車で走ろう、ということで日本海へ。京都縦貫道、免許取った時以来ですねここ走るの。丹波からは下の道を走って天橋立を目指しますー。さて、天橋立。日本三景のひとつとして有名だと思うのですが、車で来ることはあまりお勧めできません。連休とかはまず間違いなく渋滞になっていると思います。近場に駐車場も多くなかったようにすし。さらに厄介なことに、車が通る車道からは天橋立は見えません。車道から海のほう……つまり、天橋立が見えるほう……にはホテルや旅館や住宅とかが建っていて、完全に視界を遮断しています。なので、天橋立を楽しむには歩くか自転車でゆっくり走るかしかないのではないでしょうか。あとは山の上から見下ろすくらいでしょうかねー。天橋立をご覧になった後は経ヶ岬あたりの海岸でのんびりされることをお勧めしたいです。

 さてさて、宮津から車を降りて自転車で西へ。鳥取砂丘を目指します。  このときの私は暑さで頭がおかしくなっていました。本気で鳥取砂丘までたどり着けると思ってたんですよ、4時間で。(ちなみに宮津から鳥取砂丘まで約280kmくらいらしいです。時速70kmで走るならたどり着けますが、これができるなら日本海で走ってないでツール・ド・フランスで走っています^^;)。
 とはいえ、走りだしはすごく快調。連休前までは雨ばかりだったこともあり、久しぶりのサイクリング。ぐいぐいペースは上がります。坂を上がり、山を越え、次の山の向こうに水平線が望めます。思った以上に、水平線って高い位置にあるんだなー、と坂道を一息に。山をうねるアスファルトの道には走る車もなく、私だけ。耳に届くのは風を切る音と蝉の音。まだ波のうねりは聞こえません。遠く青い海を横目に、坂道を滑り降りて行きました。  そのまま海岸に近い道をゆくつもりだったのですが、「城崎まで5km」という看板を目にしたので、はたと足を止めます。城崎といえば温泉地として有名(このあたりは温泉が豊富で、この先の香住町や、温泉町でも日帰りで楽しめる温泉がいくつかあります)。一回、行ってみたいと思っていた温泉地です。どうしよう。ちょっと覗いていこうかな。城崎は宿ごとに浴衣を貸し出しているという話を聞いたことがあり、なかなか情緒ある観光地になっているという話もちらほら。んー、気になるところです。
 とりあえず進路を海岸線から城崎方面へと改めて、走ること7,8分。分かれ道に出くわしました。  城崎はどっち? と周りをみても看板がありません。人っ子一人おられません。しょうがない。たどり着けなかったら縁がなかったということ、と割り切っていっぽうの道へ進みます。そして走ること三十分。次に出会った看板の表示は「竹田」と「香住」。城崎には縁がなかったな、と苦笑して進路をまた海辺へと戻したのでした。
 山陰の海岸線はなだらかなものではなく、山あり谷あり。視界が開けているぶん、登らなければならない山が非常によく見えます。正直、もっとなだらかな海岸線を期待していたのですが。いくら海が近いらといって、崖の下に海があるというのはあまり面白いものではありません。それでも近くに海水浴場があるのでしょうか、ちらほらと道を歩く人も。車の数も徐々に増えてきました。これはまずい。
 坂道はまだまだ続く。車を気にしながらとろとろと走ります。夏の日差しは容赦することが全くありません。数時間走って手持ちの水も尽き、自販機に出会わずに補給もできない。遠くの浜を見下ろせば、海水浴場では皆さんのんびりスイミング。超涼しそう。 これは駄目だ(ぇ。精神的にも。

 結局、鳥取砂丘にたどり着くことはなく別行動をしていた回収班を呼び、次の機会にすることにしたのでした。  さっきから文章ばっかりで写真がないのはなぜ?  と、思われた皆さま。鋭い。
 せっかく日本海にまで行ったというのにカメラ持ってくるの忘れた阿呆がいたのですよ、私のことですが。  ということで味気ないブログになってしまいましたが、今日はここまでに。

 とりとめのなさすぎる文章になってしまいました……。  次のブログでお会いしましょう。  失礼しました。
 Art Fiber Endo 商品企画室/

2010年7月12日月曜日

OIDFA 世界レース大会に行ってきましたー

ブログをご覧の皆さま、こんにちは。

 じめじめとした天気が続いております。外を出歩く気にあまりならない季節ですが、皆様どうお過ごしでしょうか。商品企画室からお届けします。

 先日の日曜日、OIDFA世界レース大会に行ってきましたー。比較的近かったのと、アンティークレースって実は私はあまり見たことがなかったので良い機会だと思いまして。会場は神戸。……帰りに中華街でごはん食べようと固く心に誓いつつ、電車に乗り込みます。

 ……というわけで会場に到着しました。会場の神戸ファッション美術館は、海を埋め立てて造られた六甲アイランドにあります。なので潮風の香りがします。風がとても強いです。私の傘をぶっ壊すほどに(ぇ。幸い、駅から会場までの距離はそれほどでもなかったので、あまりぬれることなく会場に到着しました。
 さて、会場。
 予想してはいたのですが、会場はすべて撮影禁止。制服姿の警備の方もいらっしゃるようで、かなり厳重な警備です。アンティークなレースは非常に高価なものらしいので、当然のことなのかもしれません。……ブログに写真、掲載したかったのですが……。このレースの良さを文章で表現するなんて私のつたない表現力では無理ですよ本当に^^;。

 そうも言ってられないので、実際に見たアンティークレースの感想を少し。
 ……予想以上にいいものです。アンティークレースをコレクションする人もいらっしゃるという話を聞いたことがあるのですが、なるほど、絵画や陶器のようにコレクションの対象になる工芸品です。
 遠藤染工場では商社経由でアパレル関係のレースの染色を受けていますので、一級のブランドに使用されるレースを目にする機会があります。だから私もレースを見る目は普通の人よりも肥えていると思っていたのですが、まだまだだったようです。この会場にあるようなレース、見たことありません。会場に展示されているレースは17,18世紀のものが中心。編まれて200年以上前に作られたとはとても思えないほど、華奢で繊細。模様もオリジナリティが高い。というか、こっちがすべての原本ですね……。すべて手で作られているため、模様の自由度が非常に高く、おそらく機械化された現在ではこれらのアンティークレースの模様を再現するのは難しいと思います。というか、たぶん無理。手仕事のすごさをまざまざと見せつけてくれるレースでした。
 さて、想像以上の眼福に預かったのですが、不満が一つ。
 ……展示されているアンティークレースの数、少なくないですか……?
 美術館全体で展示されていると思っていたのですが、純正のアンティークレースは一部屋だけというのはちょっと……。もちろん、ヨーロッパ各国から出展されているブースにはレースや作品などが展示されているので、ボリュームが少ないというわけではないのですが(これらブースは別の階層にあったので、探すのが少し面倒でした)、説明書きの中に、「数万点の所蔵の中から」という一文があったのでなおのこと。本物のアンティークレース、もっと見せてほしかったです。
 ないものはしょうがないので、同時開催されていました「世界の衣装たち」という特別展示を見てきました。タイトルの通り、世界の民族衣装をマネキンに着せて多数展示されているものなのですが、なかなか見ごたえがあるものでしたね。アジア、アフリカ、中東、南アメリカ、ヨーロッパ。さまざまな衣装が展示されています。こちらは10月5日まで展示されているそうです。和装でご来場の方はなぜか無料で会場に入れるようなので、もしご都合が合えば是非。展示の目玉はナポレオンの戴冠式の時に来ていた衣装をヨーロッパの工房が再現したレプリカ。レプリカとはいっても材料や仕立てを吟味したもの。重さ20kgになるそうです。豪奢な鎧ですね、もはやこれ。

 というような感じで、家路についたのでした。

 ……とりとめのない内容になってしまいました……。
 会場内の写真撮影ができなかったのがすべての原因ということで。

 今日はここまでにしたいと思います。
 それでは皆様、次のブログでお会いしましょう。
 読んでいただき、ありがとうございました。

Art Fiber Endo 商品企画室/