ブログをご覧の皆さま、こんにちは。
じめじめとした天気が続いております。外を出歩く気にあまりならない季節ですが、皆様どうお過ごしでしょうか。商品企画室からお届けします。
先日の日曜日、OIDFA世界レース大会に行ってきましたー。比較的近かったのと、アンティークレースって実は私はあまり見たことがなかったので良い機会だと思いまして。会場は神戸。……帰りに中華街でごはん食べようと固く心に誓いつつ、電車に乗り込みます。
……というわけで会場に到着しました。会場の神戸ファッション美術館は、海を埋め立てて造られた六甲アイランドにあります。なので潮風の香りがします。風がとても強いです。私の傘をぶっ壊すほどに(ぇ。幸い、駅から会場までの距離はそれほどでもなかったので、あまりぬれることなく会場に到着しました。
さて、会場。
予想してはいたのですが、会場はすべて撮影禁止。制服姿の警備の方もいらっしゃるようで、かなり厳重な警備です。アンティークなレースは非常に高価なものらしいので、当然のことなのかもしれません。……ブログに写真、掲載したかったのですが……。このレースの良さを文章で表現するなんて私のつたない表現力では無理ですよ本当に^^;。
そうも言ってられないので、実際に見たアンティークレースの感想を少し。
……予想以上にいいものです。アンティークレースをコレクションする人もいらっしゃるという話を聞いたことがあるのですが、なるほど、絵画や陶器のようにコレクションの対象になる工芸品です。
遠藤染工場では商社経由でアパレル関係のレースの染色を受けていますので、一級のブランドに使用されるレースを目にする機会があります。だから私もレースを見る目は普通の人よりも肥えていると思っていたのですが、まだまだだったようです。この会場にあるようなレース、見たことありません。会場に展示されているレースは17,18世紀のものが中心。編まれて200年以上前に作られたとはとても思えないほど、華奢で繊細。模様もオリジナリティが高い。というか、こっちがすべての原本ですね……。すべて手で作られているため、模様の自由度が非常に高く、おそらく機械化された現在ではこれらのアンティークレースの模様を再現するのは難しいと思います。というか、たぶん無理。手仕事のすごさをまざまざと見せつけてくれるレースでした。
さて、想像以上の眼福に預かったのですが、不満が一つ。
……展示されているアンティークレースの数、少なくないですか……?
美術館全体で展示されていると思っていたのですが、純正のアンティークレースは一部屋だけというのはちょっと……。もちろん、ヨーロッパ各国から出展されているブースにはレースや作品などが展示されているので、ボリュームが少ないというわけではないのですが(これらブースは別の階層にあったので、探すのが少し面倒でした)、説明書きの中に、「数万点の所蔵の中から」という一文があったのでなおのこと。本物のアンティークレース、もっと見せてほしかったです。
ないものはしょうがないので、同時開催されていました「世界の衣装たち」という特別展示を見てきました。タイトルの通り、世界の民族衣装をマネキンに着せて多数展示されているものなのですが、なかなか見ごたえがあるものでしたね。アジア、アフリカ、中東、南アメリカ、ヨーロッパ。さまざまな衣装が展示されています。こちらは10月5日まで展示されているそうです。和装でご来場の方はなぜか無料で会場に入れるようなので、もしご都合が合えば是非。展示の目玉はナポレオンの戴冠式の時に来ていた衣装をヨーロッパの工房が再現したレプリカ。レプリカとはいっても材料や仕立てを吟味したもの。重さ20kgになるそうです。豪奢な鎧ですね、もはやこれ。
というような感じで、家路についたのでした。
……とりとめのない内容になってしまいました……。
会場内の写真撮影ができなかったのがすべての原因ということで。
今日はここまでにしたいと思います。
それでは皆様、次のブログでお会いしましょう。
読んでいただき、ありがとうございました。
Art Fiber Endo 商品企画室/
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