2014年11月18日火曜日

京都紅葉だより ② 北野天満宮 御土居

ブログをご覧の皆様、こんにちは。

京都紅葉だより二回目、今回は北野天満宮境内の「御土居」から。
 「北野さん」の愛称と共に学問の神様としても知られる「北野天満宮」ですが、境内に「御土居」と呼ばれる史跡があります。豊臣秀吉が作ったのですが、当時は洛中と洛外を分ける境界であり、鴨川の洪水を防ぐための堤防でした。洛中をぐるりと土居が囲っていたそうです。秀吉の時代が終わり時が経つにつれ、市中を囲っていた土居は少しずつ取り壊されて住宅地になっていったのですが、北野さんの境内には今も「御土居」の一部が史跡として残されています。

 北野天満宮に祀られている菅原道真公が梅と紅葉を良く歌に詠んでいたからか、北野天満宮境内には梅林と紅葉の林が今も伝え残されています。梅も有名ですが紅葉の名所としても知られています。
 

(北野天満宮 拝殿)

 北野天満宮境内は無料で誰でもはいれるのですが、「梅林」と「御土居」に入るには入園料をとられます。
 御饅頭込で大人600円。ちょっと高い。
 濃茶席での入園になると大人2000円。もっと高い。
 紅葉見物だけなら600円のほうで十分ですので、そちらをお勧めします(濃茶席は試したことがないので具体的なお話ができないのですが…)。

(北野天満宮 梅林から御土居への道)

 16日の時点での紅葉は3割~4割といったところ。先日の詩仙堂と同じく次の連休以降が見ごろになると思います。

(北野天満宮 御土居 鶯橋周辺)
 
特に御土居に沿って流れる紙屋川周辺の紅葉林は古く、「三又の紅葉」と呼ばれる樹齢数百年の古木も。御土居周辺の紅葉林は大きな規模ではないのですが(250本くらい)、密に重なり合い川面に映える紅葉は一見の価値あるものだと思います。


(北野天満宮 御土居 鶯橋から)

 この時期、夜間にライトアップもされるそうです。機会があれば行ってみようかと思うのですが、ものすごい人出になるということは想像に難くないですね…。川周辺に植わっている木々の多くはイロハモミジなので、一斉に紅葉すると素晴らしい景色になってくれます。鶯橋周辺が特におすすめ(上写真ではまだまだ紅葉しませんが…)。

 北野天満宮 御土居
 住所 京都市上京区馬喰町 北野天満宮

 もみじ苑入園料 大人600円(茶菓子付)
 午前10時~午後8時(日没よりライトアップ)

 今日はこのあたりで。
 失礼しました。
 
 Art Fiber Endo 所品企画室


0 件のコメント: