正月三が日、雪に閉ざされてどこにも行けなかったA.F.E商品企画室からお届けいたします。
……温泉にね、行きたかったんですけどね……。
お正月。
皆様、いかがでしたでしょうか。
今年のお正月は日本中大雪とか、そういう話を聞きます。
京都も例にもれず、雪。
それも60年ぶりの大雪だそうで。大雪、とはいっても京都市内の積雪はおそらく20~30cmくらい。雪国にお住まいの方々からは鼻で笑われてしまうような積雪量なのですが、雪の備えを全くしてないところでは非常に難儀なお正月を過ごされた方も多いのではないかと思います。
京都では雪足がひどくなったのは元日の午後からだったと思うのですが、三時間くらいで辺り一面分厚い雪に覆われ、車も出せない状況に。まぁ、二日には車が通れるくらいには雪が解けるだろうと楽観していたのですが、さらに降り積もり、どうしようもない状況に。元日、二日は完全に寝正月になってしまいました。
これはダメだと、三日目、全く雪がとけていない中、初詣を敢行。
車や自転車が無理そうだったので徒歩でテクテクと今宮さんへ。
雪化粧された軒並みは珍しいものでした。
軒下には急造の雪だるまや本格的なかまくらを作っている家々があり、屋根からはずり落ちて壁のようになった雪やつらら。箒で玄関先の雪をどけようと悪戦苦闘のご家族。奮闘する親御さんの隣で、まわりの家からかまくら用の雪を拝借して自宅の軒先に積み上げる子供たち。
理不尽な…と思いながらも新鮮な風景を楽しんでいました。
私も路駐の車に積もった雪を手に、何気に雪玉を作ったり。
たまには雪もいいもんだと思ったものです。
(お正月なのに誰もいない建勲神社前)
三十分くらい歩いたころでしょうか。
異変は足元からやってきました。
雪を完全に舐めていた私は革製のウォーキングシューズを履いていたのですが、細かな雪が靴の中に入り込んでしまい、靴の中までずぶぬれに。とはいうものの、歩いていたので体はポカポカ。そう寒くもなかったのでそのまま今宮さんへ。
お正月に雪が積もるなんてほとんどないものですから、雪の今宮さんを訪れたのはたぶんこれが初めてではないでしょうか。普段なら正門から拝殿まで「ずらり」と人が並んで何十分も待つのが普通なのですが、巫女さんの方が参拝客より多いんじゃないか? というほど閑散としておりました。
お参りを済ませ、毎年恒例のおみくじを。
この今宮さんのおみくじ、まったく良い札を出してくれないのですが(←末吉と凶が八割の人)毎年意地になってここでおみくじを引いています。
今年の結果は「吉」…!
かなり良い…!
かざり屋のあぶり餅をおみやげに、嬉々として家路へ。
お参りとかざり屋で時間をとってしまったからか、すっかり冷え、足元から底冷えするような寒さが。すでに真っ黒に濡れた革靴は、素足で雪の上を歩いているのと変わらないんじゃないか、というくらい雪の冷たさをダイレクトに伝えてきます。箒で除雪された道は、いい具合に雪が踏み固められた上に磨かれ、スケートリンクのように滑らか。雪かきを箒でするのは間違っているのではなかろうか。雪に慣れていない私はそれが正しいのかわかりませんが。帰りに思ったことはただひとつ、「これは吉か」と。
なにはともあれ、まずは新年。
今年も良い年でありますように。
皆様、本年もA.F.Eをよろしくお願いいたします。
Art Fiber Endo 商品企画室
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